Album収録曲解説

今回のアルバムは、フルアルバムとしては5年振りになります。その間リリースした2枚のアルバム(インスト中心)と並行して制作していて、サンフランシスコ等、bay areaの個性豊かなmcが多く参加してくれたアルバムに仕上がりました。

 

1. Passage

アルバムのイントロとして、数曲制作した中から、前作の続きの様な雰囲気のインストトラックを1曲目にしました。

 

2. Blooming Trail

こちらもインスト曲で、ピアノフレーズをループしたトラックです。

 

3. The Runaway feat. Jane The Message

San Franciscoで活動するJane The Messageをfeatureした曲。 battleでは一際会場を沸かし、ライブもタイトでdopeです。日本の秋葉原の文化にも興味を持つMC。

 

 

 

4. Fragrant Breeze

アルバムから先行配信の曲。日々の時間の中で出会いや別れ、過ぎて行く今その時に沿えて、聴いた時その時々を想い返す事が出来る様な曲、少しでもそんな曲になれば嬉しいです。沖縄で制作したMVも是非。作ってくれたSyu Sirenceの手掛ける映像は、どれも素晴らしいです。 

 

5. Never Ending Journey feat. Kensho Kuma

Representing Barkley CAのKensho Kumaとの曲です。生まれは横浜、育ちはCA、どこを切ってもhiphop、日本人のアイデンティティーを持ちながら、Bay AreaのMCとしての誇りと地元への愛を感じる人物です。アルバム制作中、最後に作った曲で、世界中でrapしてきたKenshoのhip hop journeyがテーマになっています。

 

 

 

6. Matter of Time feat. New Fame

ベトナムのホーチミンで活動する二人組のNew Fameをfeatureした曲です。2017年に、Kenshoとハノイ、ダナン、ホーチミンを回った際、ホーチミンで彼女らのグループと行動を共にし、その後レコーディングした曲です。

 

 

 

 

 

 

7. Along the way

フィールドレコーディングから始まるインストトラックです。

 

 

8. Galimatias feat. Pumpkin

フランス、Parisで活動するPumpkinとの曲。前作にも参加してくれていて、ラップがとにかく最高。

 

 

 

 

9. A Sweet Scent

この曲は、2018年にリリースしたインストアルバム、”12 sentence story”に収録予定でしたが、今作へ。後半へ続くインタールードの様なトラックです。

 

10. Hard Days feat. Classik

カナダのClassickとの曲。1stの頃から数曲作っていて、アルバムの最初の方に出来ていた曲。djをする時、セットに良く入れています。

 

 

 

 

 

11. Talking All Days ~remix~ feat. David Whitaker

前作の制作時、2パターン作っていた曲で、今作ではremixとしてこちらを収録。彼の人柄が感じられるrap、歌、そして料理、最高です。最近ではTV番組にも出演したりtourを回ったりと広く活動する多才なartistです。

 

 

 

 

 

 

12. Just around the corner

ピアノに強めのドラムを合わせたinstrumentalです。最初は少し派手なtrackでしたが、最終的にシンプルな曲になりました。この曲はgraffiti artistの映像作品に提供予定です。

 

 

13. LO$T $OUL$ feat. Kensho Kuma & Peter Feliciano

Kenshoのrap、Peterの伸びのある歌が乗った曲です。Peterはベイエリアのアーティストの楽曲に多くfeatureされていて、rap曲の中で抜群の存在感が際立っています。

 

 

 

 

14. Dreamin’ feat. Unlearn The World

こちらもベイエリアのMC、Unlern the Worldと作った曲です。San Franciscoで行われているR.O.T.C.というイベントのレジデントMCで、初めてラップを聴いた時、会場をロックするとても力強いrapが印象的でした。今回の曲もテクニカルで力強い勢いのある曲に仕上がりました。

 

 

 

Masteringエンジニアは1stからずっと手掛けて頂いているKazz氏。自分の作品はKazz氏が最後に最良な物に仕上げてくれて完成しています。

アートワークは、1stのジャケットを手掛けて頂いた矢野 ミチル氏が再び担当してくれています。アルバム制作中、矢野さんの個展に伺い、その独特な世界観に改めて引き込まれました。そしてパッケージデザインは沖縄のグラフィティーアーティストSOL氏。

 

5年振りのアルバム、楽しんで頂けたら嬉しいです。

CL-9